足利銀、中央青山提訴へ 「決算粉飾に積極的加担」
(以前セミナーでお話ししました)中央青山監査法人が、カネボウ粉飾決算荷担に続き、足利銀行粉飾でも提訴です。
03年11月に破綻(はたん)して一時国有化中の足利銀行(本店・宇都宮市)は、01年3月期決算の粉飾に積極的に加担して違法配当を招いたとして、中 央青山監査法人(本部・東京、奥山章雄理事長)と当時の監査役を相手取り、違法配当分11億円の損害を賠償するよう求める訴訟を週内にも宇都宮地裁に起こ す方針を固めた。政府の管理下にある金融機関が監査法人を提訴するのは初めて。
足利銀は破綻後、過去の経営責任を明確化するため、預金保険法に従って内部調査委員会を設置。預金保険機構も関与して、関係者から事情 を聴いてきた。その結果、01年3月期決算で、資産の額を579億円も過大に計上し、この粉飾決算にもとづき11億円を違法に配当していたとして、今年2 月、当時の会長、頭取ら元取締役7人に7億円の支払いを求める訴えを起こした。
その後の調べで、当時、中央青山の公認会計士は、粉飾の手口の一部を発案するなど旧経営陣に積極的に加担し、決算に虚偽があると知って いたとみられることがわかった。にもかかわらず、中央青山はこの決算について「経営成績を適正に表示している」とする監査報告書を出していた。
内部調査委は預金保険機構などと協議。この結果、中央青山に対する責任追及を避けることはできないとの結論が固まった。また、当時の常 勤、非常勤の監査役4人についても、監査役としての商法上の注意義務を怠り、中央青山の報告書を追認したと判断した。中央青山や監査役には、元取締役と連 帯して損害の全額を賠償するよう求める方針だ。
中央青山はこれまで、足利銀の01年3月期決算について「適正に監査を実施しており、決算は妥当なものだった」と主張している。
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